Appleは10月23日未明、アメリカ・サンフランシスコで発表会を開催。新型iPadの「iPad Air」を11月1日に、高解像度のディスプレイを搭載した「iPad mini」を11月下旬に発売する。iPad Air/miniともに、Apple公式サイトでも23日午前5時時点ではまだ予約は受け付けていない。なお、LTEが使えるバージョンに関して、auとソフトバンクの表記はあるものの、ドコモはなかった。
価格はWi-Fiモデルの場合で、iPad Airが51800円(16GB)、61800円(32GB)、71800円(64GB)、81800円(128GB)。iPad miniが41900円(16GB)、51800円(32GB)、61800円(64GB)、71800円(128GB)。
iPad Air
従来の9.7インチディスプレイのiPadは、薄く、軽くなり名前が「iPad Air」になった。額縁が細くなったほか、重量が従来機の648グラムから469グラムと大幅に軽くなった。A7Xチップを搭載し、処理能力も向上している。バッテリー持続時間は10時間。
iPad mini
最大の変更点は、ディスプレイが2048☓1536ピクセルと従来の4倍の解像度となるRetinaディスプレイになったこと。処理能力もA7チップを搭載することにより向上し、従来より4倍、グラフィックは8倍になった。バッテリー持続時間は10時間。399ドル529ドル11月より。従来のiPad miniは、従来より100ドル安い299ドルで今後も併売される。重量はWi-Fi版が331g、LTE版が341g。
LTE版の発売マップ。au、ソフトバンクの記載はあるが、ドコモはない。
Mac Pro
ビデオ編集などプロユースのためのデスクトップ機「Mac Pro」も発表。6月のイベントでコンセプト発表を経て、正式発表となった。円筒型のユニークなデザインが特徴で、「ゴミ箱」などとネットユーザーからは呼ばれていた。価格は2999ドルから。発売は12月から。
MacBook Pro
13インチMacBook Pro Retinaディスプレイモデル、15インチMacBook Pro Retinaディスプレイモデルもアップデート。13インチは従来機種より軽く、薄くなっている。いずれも最新のCPUを採用し、グラフィックの性能が向上。13インチが1299ドルから、15インチが1999ドルから。発売は今日から。
Mac OS X Mavericks
Mac向けの最新版OS「Mac OS X Mavericks」も発表された。価格は無料。従来版からはバッテリー消費が少なくなり、Web閲覧時で最大1時間、従来のOSよりもバッテリーのもちが良くなったという。このほか、電子書籍閲覧アプリ「iBooks」、地図アプリ「Maps」など、iOS譲りの機能も搭載した。
iLife / iWorks
MacとiPhone/iPad用のアプリケーション「iPhoto」「iMovie」「GarageBand」といったiLifeシリーズや、業務用の「Pages」「Numbers」「Keynote」も最新版にアップデート。いずれも無料になっている。ダウンロードは本日から可能。
Engadgetによる発表会のフォトレポートは以下のとおり。
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