アップルが本日のイベントで発表したiPad Air 2 と、初代iPad Air の仕様比較をお届けします。Air 2 は専用の新型A8X プロセッサや、指紋認証機能Touch ID の搭載、カメラの強化などを施しつつ、厚さは6.1mm とiPad 史上最薄のモデルです。比較表は続きへ。
iPad Air 2
iPad Air
耐指紋性撥油コーティング
フルラミネーションディスプレイ
反射防止コーティング
耐指紋性撥油コーティング
8MPの写真
オートフォーカス
強化された顔検出
裏面照射
5枚構成のレンズ
ハイブリッド赤外線フィルタ
f/2.4の開口部
タップしてフォーカス
露出コントロール
写真へのジオタグ添付
パノラマ(最大43メガピクセル)
バーストモード
タイマーモード
5MPの写真
オートフォーカス
顔検出
裏面照射
5枚構成のレンズ
ハイブリッド赤外線フィルタ
f/2.4の開口部
タップしてフォーカス
タップして露出をコントロール
写真へのジオタグ添付
HDR写真
パノラマ
スローモーション(120fps)
ビデオの手ぶれ補正
強化された顔検出
3倍ビデオズーム
タイムラプスビデオ
ビデオへのジオタグ添付
撮影中にタップしてフォーカス
ビデオの手ぶれ補正
顔検出
裏面照射
3倍ビデオズーム
タイムラプスビデオ
ビデオへのジオタグ添付
1.2MPの写真
720p HDビデオ撮影
強化された顔検出
裏面照射
露出コントロール
f/2.2の開口部
バーストモード
タイマーモード
写真とビデオの自動HDR
1.2MPの写真
720p HDビデオ
顔検出
裏面照射
タップして露出をコントロール
写真とビデオへのジオタグ添付
GSM/EDGE: 850、900、1800、1900MHz
CDMA EV-DO Rev. AおよびRev. B: 800、1900MHz
LTE: 1、2、3、4、5、7、8、13、17、18、19、20、25、26、28、29、38、39、40、41
GSM/EDGE: 850、900、1800、1900MHz
CDMA EV-DO Rev. AおよびRev. B: 800、1900MHz
LTE: 1、2、3、4、5、7、8、13、17、18、19、20、25、26
32GB 6万4800円/7万8800円
128GB 7万5800円/8万9800円
32GB 4万7800円/6万1800円
(注意:製品ページの仕様の表記方法が各モデルで異なるため、特定の仕様や機能について記載がなくても実際には対応している場合があります。そのため、この表は公式に公開されている仕様を比較する参考と考えてください。)
初代iPad Air とiPad Air 2 の主な変更点をまとめると:
・iPad Air 2 専用のA8X プロセッサを搭載
初代iPad Air のA7と比べて、A8XはCPU性能で40%、グラフィック性能で2.5倍高速。また電力効率も向上。処理性能の向上や内蔵バッテリー容量の減少にもかかわらず、カタログ上の駆動時間はWiFi 接続時で10時間、携帯ネットワーク接続時で9時間と、いずれも初代Air と同じです。
・ディスプレイのアップデート
初代Air の3層構造ディスプレイに対し、Air 2ではそれらを1つに統合するフルラミネーションディスプレイを採用。各層の間のギャップをなくすことで内部反射を抑え、より鮮明かつシャープな表示が可能としています。
また特別開発の反射防止コーティングを施し、光の映り込みを56パーセント抑えています。なお画面サイズと解像度は初代Air と同じです。
・カメラの強化
背面のiSight カメラは5MP から8MP へ高画素化。A8X による顔検出機能の強化、1秒間に10枚の写真を撮影するバーストモード、120fps のスローモーション動画撮影などの新機能も備えます。
また前面のFaceTime HDカメラは画素数こそ変わりませんが、より明るいf/2.2 レンズや、顔検出の強化、バーストモードなどの新機能を搭載します。
・通信機能の強化
新たに802.11ac に対応し、下り速度は初代Air より最大で2.8倍高速な最高866Mbps。またLTE の対応バンドも増えています。
・指紋認証機能Touch ID 搭載
・薄型軽量化
厚さは初代Air より1.4mm 薄く、iPad 史上最薄の6.1mm。重さはWiFi/セルラーモデルともに30g ほど軽量化。
初代iPad Air の発表からほぼちょうど1年で発表されたiPad Air 2。Touch ID の搭載以外はほぼ変更のなかったiPad mini 3 とは異なり、様々な面で進化を遂げています。
(2014年10月17日Engadget日本版より転載)