「元気ですか!じゃなくて、暑いですね!」アントニオ猪木氏、オリンピックの会期変更求める

「メーン会場も白紙にしたことですし、いっそのこと日程も変えてはいかがでしょうか」と下村文科相に迫った。
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Former professional wrestler and Japan's Upper House member Antonio Inoki shouts at a press conference in Tokyo on August 21, 2014. Inoki will visit Pyongyang to promote a professional wrestling event at the end of August. AFP PHOTO / Yoshikazu TSUNO (Photo credit should read YOSHIKAZU TSUNO/AFP/Getty Images)
YOSHIKAZU TSUNO via Getty Images

8月5日の参議院で行われた平和安全特別委員会で、アントニオ猪木氏が猛暑を理由に、2020年7月24日から8月9日までとなっている東京オリンピックについて「いっそのこと日程も変えてはいかがでしょうか?」と下村博文文科相に問いかけた。

猪木氏の発言要旨は以下のとおり。

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開催日程は誰が決めたんでしょうか。さきほども挨拶は「元気」じゃなくて「暑いですね!」と言ったわけですが。まさに毎日35度を超える中で、一番大事なことは今回は建物もそうだし、経費もそうだし、そこでパフォーマンスを行う選手の環境が良いこと。オリンピックの基本はより早く、より高く、より遠くとありますが、こんな暑さの中でオリンピックを開催して、良い記録が出ると思われますか?この炎天下で、マラソンや競歩、車いすの選手はどうなるのか。40度以上の焼けたアスファルトの中で。

(中略)

メーン会場も白紙にしたことですし、いっそのこと日程も変えてはいかがでしょうか。

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下村文科相は「会期は他の国際大会の日程もあり、7月から8月と決められている」とした上で、道路舗装技術やミストなどを活用して、暑さ対策を検討していると答弁するにとどまった。