アントニオ猪木・参院議員(次世代の党)が北朝鮮の張雄・国際武道競技委員会委員長と共催する国際プロレス大会の2日目の競技が8月31日、平壌市内の体育館で行われた。金正恩第1書記は姿を現さなかった。時事ドットコムなどが報じた。
1万人以上が収容可能な館内は、2日目も地元市民らで満員。華麗な技が繰り出されるたびに客席からは拍手と歓声が上がった。また、リングサイドで米国のボブ・サップ選手らの場外乱闘が始まると会場はどよめきに包まれた。プロレスを初めて生で見たという平壌在住の26歳の男性は「日本人選手が体の大きな外国人選手に勝ったのを見て、力道山の試合のシーンを想像した」と語った。
閉幕に当たり猪木氏は「(日朝が)近くて遠い国ではなく近くて近い国になりますように」と述べ、「1(ハナ)、2(トゥル)、3(セー)、ダァー」と気勢を上げた。
(時事ドットコム「連日満員、場外乱闘にどよめき=国際プロレス大会閉幕-平壌」より 2014/08/31 23:42)
この日は、動画配信サービス「ニコニコ動画」がインターネット上で生中継した。大会では女子プロレスラーらによる試合も行われ、激しい技の応酬に観客が拍手を送った。
猪木氏は現在の北朝鮮地域出身のプロレスラー故力道山の弟子として知られる。
北朝鮮の朝鮮中央通信は31日、プロレス大会について記事を配信、選手らを称賛した。
選手らの「痛快で見事な打撃」や「高い技術」を称賛した。観衆が「熱烈な拍手」を送ったことも紹介した。
同日付の朝鮮労働党機関紙、労働新聞も30日の大会を写真付きで報道。同紙は、日本側の実行委員長を務める元プロレスラーのアントニオ猪木参院議員が30日に最高人民会議の金永南常任委員長と会談し、金正恩第1書記へのプレゼントを託したことも伝えた。
(MSN産経ニュース『日朝プロレスに満員の観客1万人超!大歓声の中8試合、朝鮮中央通信も「痛快で見事な打撃」称賛』より 2014/09/01 08:21)
ハフィントンポスト日本版はFacebook ページでも情報発信しています。
ハフィントンポスト日本版はTwitterでも情報発信しています。@HuffPostJapan をフォロー
関連記事