東京都目黒区の中目黒駅で1月22日午前、通勤途中の女性会社員が駅のホームから転落し、搬送先の病院で死亡した。女性の遺体からインフルエンザウイルスが検出されたことなどから、警察は、女性がインフルエンザで体調を崩して転落した可能性もあるとみて当時の状況を詳しく調べている。
■インフルエンザに罹患「ふらふらしていた」
警視庁によると、事故が起きたのは東急東横線の中目黒駅。1月22日の午前9時半頃、女性会社員(37)がホームから転落し、進入してきた電車の下敷きになった。女性はその後救助され病院に搬送されたが、午前11時すぎに死亡が確認された。
目黒署によると女性は当時出勤途中で、ホームで電車を待つ列の先頭に並んでいた。女性は事故の前日、体調不良で会社を休んでおり、この日も「ふらふらしてホームから転落した」という目撃情報が寄せられたという。さらに病院が遺体を調べたところ、インフルエンザウイルスが検出された。
このため警察では、女性がインフルエンザのため体調を崩してホームから転落した可能性もあるとみて当時の状況を詳しく調べている。自殺の可能性もあるとみているという。
東京メトロ日比谷線はこの事故の影響で、1時間以上に渡って一部区間の上下線で運転を見合わせた。