乳幼児もスマホの時代。約50%がひとりで使用、画面ロック解除ができる子も(調査結果)

約半数が0〜2歳までにスマホに接触し始めるとのこと。

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MMD研究所が乳幼児(0〜6歳)を持つ母を対象に、乳幼児のスマホ利用実態調査を行いました。それによると、約半数が0〜2歳までにスマホに接触し始めるとのこと。カメラの起動や撮影はお手の物で、ロック解除ができる子も少なくありませんでした。そして、意図しない課金などによる請求額はなんと最高50万円だったそうです。

これは、0〜6歳(未就学児)の乳幼児をもつスマートフォン利用女性2190人(20〜49歳)を対象に行われた「乳幼児のスマートフォン利用実態に関する調査」の結果。

調査によると、子どもがスマホを見たり触ったりし始めた年齢で最も多かったのは2歳で19.7%。0〜2歳までに約半数の47%がスマホに接触していることがわかりました。一方で、「見せたり、触らせたりしたことはない」という回答も20%でした。

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「あなたは子どもにスマートフォンを使わせることについてどう思いますか?」という別の質問の回答では、「親子でのコミュニケーションが減る」や「スマートフォンへ依存しないか心配」、「生活のリズム・健康状態が乱れる」との回答が多くなっており、お母さんたちは不安を感じつつも現実的にスマホを触らせないことは不可能という現状がうかがえます。

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子どもが日常的にスマホに触れている人を対象に、誰と一緒にスマホを使うかことが多いか尋ねた結果では、「自分(母親)」と一緒に使うという回答が68.5%と最も多く、次いで「子どもひとりで」が49.6%となったそう。子どもにせがまれた時やぐずった時に、上手にスマホを活用しているようですね。

スマホに日常的に触れている子どもはどの程度のことができるのか気になるところですが、「画面ロック解除(パターン入力)」ができるという回答がなんと21.9%もあったそうです。最も多かったのは67.7%の「カメラ撮影」、次いで66%の「特定のアプリで遊ぶ」と、ワンタッチで行える操作が上位でした。そういえば、筆者の周囲にいる子持ちママさんも一様に「スマホで撮った写真を子どもが見たがる」とよく言っています。

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乳幼児がそれだけスマホを操作できるとなれば、やはりトラブルも起こるもの。「使いすぎ・なかなか手放そうとしない」は最も多い64.6%、「勝手に写真や動画を撮っていた」が45.7%とのこと。「電話をかけていた」も45.4%は経験があるそうで、かけた先によってはちょっとヒヤヒヤものですね。

フリー回答の中で興味深かったものとしては、「Siriと会話していた」や「YouTubeを見過ぎてインターネット接続が低速になった」、「写真を削除された」、「110番に電話」、「パスコードを何度も間違えて入力して60分使用できなくなった」などがありました。

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さらに心配なのが、有料アプリのダウンロードやアプリ内課金などによる意図しない請求です。金銭が発生した際に最も大きかった金額をフリー回答形式で聞いたところ、平均額は1万2528円で中央値は1000円。そしてなんと、最も大きかった金額は50万円だったそうです。怖いですね。ゲーム内課金はもちろんですが、「フリマアプリから商品を購入するボタンを押していて購入するはめになった」といったケースもあるそうで、子どもが興味を持ちそうなゲーム以外にも注意が必要かもしれません。

しかし、スマホになんらかのセキュリティー対策をしている人は35%程度にとどまっています。「端末内で設定できるアクセス制限や機能制限を利用している」が14.6%、「無料のセキュリティアプリを入れている」が13%とのこと。

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iPhoneでは、「設定」 「一般」の「機能制限」を有効にすることでペアレンタルコントロールが利用できます。特定のアプリの使用を制限したり、iTunes Storeやアプリ内の課金ができないようにすることができます。AndroidではOS標準機能がないので、無料のアプリを入れるなどするといいでしょう。

子どもスマホ使用の是非は頻繁に話題に上りますが、大人がこれだけスマホを使うなかで子どもには触るなというのもなかなか難しいもの。App StoreやGoogle Playでは"赤ちゃん泣き止ませアプリ"や知育アプリなども多数リリースされていますし、子どもがスマホ依存になりすぎない程度に上手に活用していくのがいいかもしれませんね。

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