イギリスの高級紙「インディペンデント」が3月26日、最後となる紙の新聞を発行した。今後はデジタル専門メディアに移行する。
1986年創刊。「独立」の題字で不偏不党を掲げ、イギリスのイラク侵攻を批判するなどのリベラルな論調で知られた。ピーク時には40万部を超えていた部数も、最近は約4万部に低迷していたといい、経営するESIメディアは「未来はデジタルにある。インディペンデントのブランドを守り、質の高い編集記事に投資を続け、より多くの読者に、オンラインで届けることになる」と強調していた。
イギリスのガーディアン紙は、記者100人以上、その他の職種も含めて約160人が職を失う見通しだと伝えている。