自民党の杉田水脈議員の「LGBTは生産性がない」発言が、批判を浴びている。そんななか、自民党の稲田朋美議員が7月24日にTwitterの初期アカウントを作成し、LGBTをめぐる議論に参戦したが、別アカウントに移行していたことがわかった。
当初のTwitterアカウント(@iP3TqoHWEmoDFNf)は、公式マーク(認証バッジ)や顔写真、プロフィールなども登録されていなかったが、新アカウント(@dento_to_souzo)には顔写真やプロフィール、公式サイトのURLが登録されている。公式マークはついていない。
最初の投稿は当初と同じ内容で、稲田氏は「LGBTの方々が自分らしく、人として尊重され、活躍できる社会を実現するため」に、自身が自民党の政調会長だった2016年2月に特命委員会を立ち上げたと振り返り、「今、この委員会ではLGBTの理解増進のための議員立法の作業中だ」と現状を報告している。
杉田氏の発言に直接言及してはいないが、タイミング・内容からして、それを意識した発信とみられていた。
アカウントを移行した経緯について、秘書はハフポスト日本版に次のように説明した。
「初期アカウント故に偽物と間違われたので、アカウントを変えました」
稲田氏は保守的な論客として知られるが、LGBTの祭典「東京レインボープライド」のパレードに参加したり、性の多様性についての理解促進のための取り組みを進めていたりすることでも知られる。