世界初、体外受精で生まれた子犬たちはものすごく愛らしい

体外受精で生まれた子犬の最初の同腹の子は、実に愛らしい。
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CORNELL UNIVERSITY COLLEGE OF VETERINARY MEDICINE

「1970年代半ば以降、人々は犬で体外受精を試みてきたが、失敗に終わってきました」。米国コーネル大学・獣医学部生殖生物学のアレックス・トラヴィス准教授は2015年12月9 日の声明で、こう述べた。

体外受精は、実験室で成熟した卵子と精子を受精させることを伴う。卵子と精子が胚子を生成すると、その胚子が「ホストマザー」の雌犬に移される。

今回の事例では、コーネル大学の研究グループは19個の胚子をホストマザーの雌犬に移した。この雌犬は7月、7匹の健康な子犬を産んだ。子犬たちのうち2匹は、ビーグルとコッカースパニエルの雑種。残りの5匹はビーグルだった。

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何年もの間、生物学者はイヌ科の体外受精を成功させることに苦闘してきた。 その理由の1つには、研究グループが人間の生殖器系と犬の生殖器系の大きな違いを考慮に入れていなかったことがある、とトラヴィス准教授はスミソニアン・マガジンに説明した。

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今回の成功は、野生動物の保全に活用することができる。

「今回のようなことを行う理由としては、絶滅しかかっている種の保存に役立つことがある」。ペンシルベニア大学獣医学部マーガレット・カサール博士はCBSに述べた。「イヌ科の種類−−オオカミ、キツネ―特定の亜種など多くの異なる種類がいる。それらは絶滅に直面しているわけではないが、一部は危機に瀕している」と同博士は述べた。

スミソニアン・マガジンによると、遺伝子編集ツールとの組み合わせで、純血種の飼い犬の遺伝子疾患の除去にも、体外受精が役立つ可能性があるようだ。

すべての子犬に体外受精が導入されている、とコーネル大学の広報官のメリッサ・メイ・オズグットさんはハフポストUS版に語った。「実際、主任研究者のアレックス・トラヴィス准教授は、自分の子供たちが大好きな2匹にも導入した」と述べた。

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この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

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