優しい抱擁や、そっと重ねられた手。パートナーとのちょっとした肌の触れ合いは、一日を明るくしてくれる。
韓国・ソウルに住むアーティストのジプシーさんは、そんな愛が持つ官能的な一面をイラストにしている。
「どうして、自分の肌よりあなたの肌に触れる方が好きなんだろう」
イラストシリーズのタイトルは「Touch(触れる)」。ジプシーさんは、夫との関係からインスピレーションを得て作品を描く。
「低い声が私の耳を優しく撫でる。あなたの唇は、想像よりずっと柔らかくて特別」
ジプシーさんはイラストを描く時、夫の体やヘアスタイル、雰囲気を頭に思い浮かべる。
「作品に登場する人物は、見た目は私と夫に似ているわけではないんですが、発想は私たちの関係から得ています」と話すジプシーさん。作品を投稿しているInstagramのフォロワーは23万人を超える。
「彼の指が私の髪に触れると、ハートをくすぐられているよう」
「イラストを見た人が、自分の経験を思い出してそれがいつまでも心に残る。そんな作品になれたら嬉しい」と話すジプシーさん。
イラストで表現しようとしているのは「触れた時の感覚」だ。
「東京で、日本画のクラスに参加しました」
眺めていると、思わず愛を育みたくなるイラスト。Instagramに掲載されている中から、一部の作品をご紹介しよう。
「私の髪に優しく触れて」
「隙間なく握りあう手と手」
「首から背中のライン、汗に濡れた髪に隠れた小さくて神秘的なほくろ。あなたの全てに息をのむ」
「あなたの息が温かくて、どうにかなってしまいそう」
「雨の匂いがする。雨音の合間に、あなたが息をする音が聞こえる」
「君の柔らかさを、永遠に持ち運べたらいいのに」
「彼の香り、お天気のいい午後に太陽に当てた枕に顔を埋めた時みたい。突然抱きしめたくなる」
「彼女の胸の香り、こっそり取っておきたい」
ハフポストUS版に掲載された記事を翻訳しました。
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