北海道標津町にあるサケの人工孵化(ふか)施設で約200匹のサケの腹が割かれて、卵が盗まれる事件があった。テレ朝ニュースなどが報じた。
北海道新聞によると、11月20日朝、施設の職員が見回りに訪れた際に、大量のサケが死んでいるのを発見。施設の蓄養地にいた雌サケ1700匹のうち、約200匹が腹を割かれ、卵を抜き取られた状態で捨てられていたという。被害にあったイクラは合計で約96キロ分にも上る。
職員が不在だった11月19日夕方から11月20日朝ごろの間に何者かが施設に侵入し、卵を盗んだ可能性があるとして、警察では窃盗容疑で調べていると北海道新聞は伝えている。
日刊スポーツによると、被害にあった施設は「根室管内さけ・ます増殖事業協会」が運営しており、1匹あたりの被害は約2000円程度。今年はサケの収穫が少なく、「迷惑な話だ」と協会職員は憤っているという。
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