アメリカのテキサス州ユバルディにあるロブ小学校で発生した銃乱射事件の犠牲者の一人、教師イルマ・ガルシアさんの夫ジョー・ガルシアさんが5月26日、心臓発作で亡くなった。
ガルシアさんの甥のジョン・マルティネスさんがTwitterで報告した。
マルティネスさんは、深い悲しみが叔父の死の原因になったと伝えている。
ジョン・マルティネスさんのツイート「心が張り裂けそうな痛みと、深い悲しみとともにお伝えしなければなりません。叔母のイルマの夫ジョー・ガルシアが、亡くなりました。深い悲しみが原因です。私たちの気持ちを言い表す言葉が見つかりません。どうか私たちの家族のために祈ってください。私たちに神の憐れみがありますように。とてもつらいです」
ニューヨークタイムズによると、50歳のジョーさんは、事件2日後の26日朝に犠牲者の追悼の場を訪れ、花を捧げた。マルティネスさんは、ガルシアさんが家に戻った後に「突然倒れた」と同メディアに語っている。
イルマさんとジョーさんは結婚24年。マルティネスさんは、叔母と叔父は高校時代からの恋人で、4人の子どもが残されたと伝えている。
ジョン・マルティネスさんのツイート「叔母のイルマとジョー・ガルシアは高校時代からの恋人で、4人の子どもが残されました。子どもたちは23歳、19歳、15歳、そして最年少は13歳です。どんな子どもも、こんな経験をすべきではない。彼らのことを考えると心が痛みます」
生徒を守ろうとして亡くなった
イルマ・ガルシアさんはロブ小学校で4年生担当の教師だった。
24日に、18歳の容疑者がイルマ・ガルシアさんともう一人の教師のエヴァ・ミレレスさんが教えていた教室で銃を乱射し、ふたりは子どもたちを守ろうとして亡くなった。19人の生徒も犠牲になった。
マルティネスさんは、イルマさんの死を伝えるツイートで、叔母はヒーローだとつづっている。
学校の紹介文でイルマ・ガルシアさんは好きなこととして「夫とのバーベキュー、音楽を聴くこと、カンクンへの船旅」と書いていた。
今回の事件は、学校での銃乱射事件としてはアメリカで2番目に多い犠牲者数となった。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。