国際ニュースやライフスタイルの話題に注力 独自性と強みを持ったメディアを目指す

2016年は、ハフィントンポストの「強み」と「独自性」を前面に出したいと思います。
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Blue sky with clouds and cityscape
12kagetu/Aflo via Getty Images

あけましておめでとうございます。

2015年もハフィントンポスト日本版のご愛顧のほど、誠にありがとうございました。おかげさまで、2013年5月にスタートした日本版は順調に成長し、今では月間約1500万人にご愛読いただき、日本のニュースサイトとして存在感を高めております。2015年は特に、「ダイバーシティ」(多様性)をテーマにした2周年イベントや、LGBTについての理解を深めるイベントを開催、ひとり一人が暮らしやすい社会を実現するため、ライフスタイルの分野に注力をしてきました。

7月には、創刊からわずか2年2カ月で月間1億ページビューを達成しました。皆様のご厚情とご支援に改めて感謝申し上げます。

この1年間の主な記事を振り返りますと、「イスラム国(IS)」による日本人人質殺害事件は、ハフポスト日本版がネットメディアとしての速報の強みや国際版とのネットワークを生かして大々的に報道、大きな社会的反響がありました。さらには、新国立競技場の建設問題LGBT戦後70年TSUTAYA図書館についての記事が読者の注目を集めました。

2015年に一番読まれたのは、安保法案とは何かを説明する記事でした。集団的自衛権の行使を容認し、戦後日本の安全保障政策の大転換となる安保法案への読者の関心の高さがうかがえました。

このほか、32歳の若さで亡くなったフリーアナウンサーの黒木奈々さんの記事や、夜泣きする赤ちゃんの面倒をみた父親の心の揺れ動きを如実に表現したブログ記事も多くのページビューを集めました。

2015年に読まれた主なニュースとブログは以下の通りです。

<ニュース>

<ブログ>

2016年も、ハフポストの「強み」と「独自性」を前面に出したいと思います。

「強み」と致しましては、世界15カ国までに広がったハフポストの姉妹サイトのネットワークを生かし、持ち味の国際ニュースを重視します。特に今年も中東・北アフリカを震源とするテロや難民流出の問題が拡大すると見込まれます。ヨーロッパの各国版やアフリカのマグレブ版アラビア語版との記事の乗り入れを積極的に行いたいと思います。

「独自性」につきましては、引き続き、ひとり一人にとってより良い社会の実現を目指し、ライフスタイルや地方創生のニュースに力を入れます。その第一弾として、新年企画「未来のつくりかた2016:居場所〜Third Place」を開始します。会社と家だけでなく、人々にとっての第3の居場所を探る特集です。地域社会や様々な分野で、新たな取り組みを始め、次世代のために頑張っている方々を紹介いたします。

ひとり一人が暮らしやすい社会を実現するため、ハフポスト日本版は今後もメディアとしての社会的使命を果たしていきたいと思います。そして、読者からますます信頼を受け、読者に満足感を与えられるようなメディアを目指したいと思います。意見の違う人にでさえも、「ハフポに書いてあることには確かに一理あるな」と、一目置かれ、多くの方に愛されるメディアになりたいと思っております。2016年もどうぞよろしくお願い致します。