ハフィントンポスト日本版編集長を退任致します。ありがとうございました

2013年5月、ハフィントンポスト日本版のローンチから務めてまいりました編集長の職を辞することになりました。在任中は、ひとかたらなぬご温情を賜り、まことにありがとうございました。
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The Huffington Post

2013年5月、ハフィントンポスト(ハフポスト)日本版の立ち上げから務めてまいりました編集長の職を辞することになりました。在任中は、ひとかたならぬご厚情を賜り、まことにありがとうございました。

思い返せば、ハフポスト日本版の編集長として業務を開始したのは、日本版立ち上げ2カ月前の2013年3月1日。それから約1年半という任期は、長いとも短いともいえませんが、今、自分自身にとってしっくりくる表現は「楽しく濃密な時間」でした。その約1年半の間、ハフポスト日本版を読んでいただいた皆様、赤メガネの編集長を支えていただいた編集部員各位、そして関係各所の方々に、この場を借りて改めて御礼申し上げます。

在職中は、想定以上の読者の皆様にご愛顧いただき、ターゲットである「団塊ジュニア」を中心に、直近では1300万UU/月 を達成する媒体に成長させることができました。もちろん個人の力ではなく、編集部や関係各位のご協力あってのことですが、初代編集長としてはひとつの指標に達成できた満足感を得ております。

ただ、達成できなかったこともあります。少子高齢化に関連するストーリーは読者の関心にあったものを打ち出せましたが、『日本文化を世界に発信すること』については、残念ながらそこまでたどり着くことができませんでした。これは編集部に今後のテーマとして引き継ぐとともに、私の次のミッションでも引き続き課題にしたいと思っています。

この度、退任を決意した理由は、端的にいえば次の新しいチャレンジをしたいと思ったからに他なりません。個人的な理由での退任となり、大変なご迷惑をおかけしましたことをお詫びするとともに、門出に際して快く送り出してくださった関係各位には感謝しきれません。これからは松浦個人として、このハフィントンポスト日本版で変わらずブログを発信していきたいと考えております。今後の活動については、また期間を置いて、機会があれば発表させていただきたいと思います。

末筆ではありますが、全ての皆様に感謝の気持ちをこめまして、退任の挨拶に代えさせていただきます。短い間ではありましたが、ありがとうございました。引き続き、高橋新編集長とともにハフポスト日本版をどうかよろしくお願い致します。