ハフコレ編集部

木でできた消臭剤がおしゃれでエコ。実際に使ってみた

オーガニック成分で作られているので子どもやペットのいる家庭でも安心。さらに森林の間伐問題の解決にもつながります。

夏に向かってだんだん暖かくなると、気になってくるのが「臭い」。
玄関先やキッチンの生ごみ、トイレなどの臭いが発生しやすい場所に、そろそろ消臭剤を置いておきたいですよね。

市販の消臭剤だと、家のインテリアに合わなくて浮いてしまう…。
せっかくならプラスチックを使っていない環境に良いものがいいな〜。

と楽天市場で探していたところ、「消臭木(しょうしゅうもく)」というアイテムを見つけました。

実際に使ってみた

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Fumiko Ishii/ハフポスト

テトラ型とボックス型(2種類)の3つを購入。

テトラ型の消臭木(ヒノキ)

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Fumiko Ishii/ハフポスト

手のひらサイズでかわいいテトラ型の消臭木。

生ごみやおむつのゴミ箱、靴などにちょうど良いサイズです。

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箱から中身を取り出すと、薄い袋の中に木のチップが入っています。
ヒノキのいい香りをほのかに感じます!

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Fumiko Ishii/ハフポスト

匂いが気になる生ごみ箱に使ってみることに。紐を好きな長さに切り、使い始めた日付をタグに書きます。
使用期限は、開封から約2ヶ月。想像以上に長く使えます!

ボックス型の消臭木(杉&ヒノキ)

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Fumiko Ishii/ハフポスト

ボックス型の杉の香り(ピンク)は、玄関に置きました。部屋の雰囲気と絶妙にマッチしています!

ボックス型の消臭剤は、リビングや玄関、トイレ用だそう。

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Fumiko Ishii/ハフポスト

ボックス型のは、箱の中に入っているウッドチップを袋から出して、使います。

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Fumiko Ishii/ハフポスト

蓋を開けた方が消臭効果が高いようです。

ヒノキの香り(グリーン)は、トイレに設置しました。

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Fumiko Ishii/ハフポスト

気になる消臭木の香りは?

消臭木を設置した日は、香りを感じませんでしたが、翌日外出先から帰って玄関を開けた瞬間、森の中にいるような香りに包まれました!
ハイキングが趣味の筆者。冬の間はしばらく山に行くことができなかったので、木の香りにテンションが上がりました。

トイレは、いかにも「トイレの消臭剤」といった匂いではなく、ヒノキのいい香りがふんわりと漂って落ち着きます。

設置場所やサイズは、要チェック!

生ゴミ用のゴミ箱に設置した消臭剤は、箱(10L)に対して少し小さかったようで、匂いを完全に消すことはできませんでした。小さいゴミ箱や靴の中に入れると効果的かもしれません。

玄関、トイレ、ゴミ箱に設置したものの内、トイレでの消臭効果が最も高いと感じました。

さらに100%天然由来なので小さい子やペットがいるご家庭でも安心して使えます。ただ開けて設置する場合、木のチップを誤飲する可能性があります。設置場所には、気をつけてください。

森林の社会課題にも貢献できるかも!

実は、今回紹介した消臭木のチップには、間伐材が使われています。
間伐とは、日光が届くように木を間引くことを指し、そうして生まれた木は間伐材とも呼ばれています。

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kbeis via Getty Images

間伐材を使うことが、なぜ森林の抱える課題解決につながるのでしょうか。
例えば、間伐した木が放置されると、次第に腐敗し、CO2を排出してしまいます。このCO2排出量を減らすためにも、積極的に間伐材を利用することが推奨されているのです。
林野庁の公式サイトでも、健全な森林の成長サイクルには間伐材の利用が進むことが必要だとしています。
近年輸入木材やプラスチックの普及により、間伐材を使用するシーンも激減。行き場のない間伐材を使って作られたのが「消臭木」だということです。
消臭もできて、豊かな森林の保全にもつながるのならば、とても素敵なアイテムです。

まとめ

ハイキングで山に入ることが多い筆者。家の消臭もしながら、自然環境の保全に少しでも役立つことができたら、素晴らしいことだと感じました。
身近なところから少しずつプラスチック製品の利用を減らし、森や海の豊かな自然を守っていけたらいいですね!

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