今回は、漫画愛好家の筆者が厳選したおすすめシリーズをご紹介します。
1.「チェンソーマン」藤本タツキ
2021年の春頃から周囲でも話題になっていた「チェンソーマン」。話が進めば進むほど読み応えのある展開に。どのコマも背景の細かいところまで描かれているのも魅力です。
2022年には第2部も始まるそうなので、気になる方は、ぜひ第1部(全11巻)を読破してみてください。
2.「女の園の星」和山やま
「女の園の星」もハマった方も多いのではないでしょうか?こんなに面白いギャグ漫画には中々出会えません!
女子校を舞台にした漫画はたくさんあるものの、こんなに「女子校あるある」がリアルな作品を筆者は読んだことがありません。第1巻だけでも満足感だったのに、第2巻も期待を裏切らない面白さで感動しました。
コミックは、748円、Kindle版は、594円です。
3.「ニューヨークで考え中」近藤聡乃
まるで海外で暮らしているかのような気分にさせてくれる海外エッセイ。
ワクワクした気持ちはありつつも、旅行とは違って、暮らしているような気分になれるのが魅力です。
「ニューヨークで考え中」では「日々の暮らし」が特に丁寧に描かれています。華やかなイメージのニューヨークでのエッセイなのに、全然キラキラしてないところも新鮮です。第3巻はコロナ禍でのニューヨークでの暮らしが描かれています。
単行本は、1100円、Kindle版は、891円。
4.「バクちゃん」増村十七
移民バクちゃんの「すこし不思議」で「すこしリアル」なダイバーシティ物語。
海外に住んだことのある方や、留学していた方はもちろん、多様性について考えるきっかけにもなる一冊です。
かわいい絵柄なのでファンタジー系の物語かと思いきや、わかる、わかるよ…!!と日常で感じるモヤっとを言語化してくれるコンテンツです。
5.「三拍子の娘」町田メロメ
一緒に暮らす三姉妹の日常が描かれた作品。
それぞれがそれぞれの生活をして、それぞれに小さな事件があるけれど夕食の時には1つの空間に3人が帰ってくる。
6.「作りたい女と食べたい女」ゆざきさかおみ
つい最近に第2巻も発売された「作りたい女と食べたい女」。
最初はご近所さん同士の2人が「料理をたくさん作りたい人」「料理をたくさん食べたい人」として関わって関係を築いていくのですが、それぞれの気持ちに少しずつ変化が...。その過程や心の迷いがとても繊細に描かれています。
7.「違国日記」ヤマシタトモコ
両親を亡くし、親戚中をたらい回しにされていた高校生・朝と、それを見かねて朝を引き取った小説家で叔母の槙生の2人が共同生活を営む物語です。
それぞれのストーリーに全く違ったテーマがあり、どの巻も読み応え◎。
その中で、個人的には「どんな人でもその人なりの孤独がある」というメッセージが心に残ってます。
8.「海が走るエンドロール」たらちねジョン
SNSでも話題になっていて「そりゃ人気だよな!」と納得した作品。あっという間に読んでしまいました。
65歳を過ぎ、夫と死別した主人公・うみ子が、映画館で美大生・海と出会ったことをきっかけに自分の夢にかき立てられていく物語。うみ子の心の衝動や感情の動きが波で描かれている描写が◎。
「年齢を気にせずにやりたいことにチャレンジする」作品はたくさんあるけれど、それに加えて「老いとの葛藤や悩み」も描かれています。その2面性がとても人間らしくて、引き込まれました。
コミック版は、660円、Kindle版は、518円です。
まとめ
かなり絞って厳選しましたが、他にも素敵な作品がたくさんあります…!またご紹介させていただきますね。
※この記事は、BuzzFeed Japanで掲載した記事を再編集したものです。