最初の痛みを感じたら、もうすでに手遅れだ。タマネギを切る度に涙が出てひどい目にあっている人には、この料理人のシンプルなテクニックが効果てきめんだろう。
鶏手羽肉に詰め物をした料理を世界で初めて創ったことで知られる、サウスカロライナ州の2人のうちの1人である、ラモーン・ディッカーソンさんは、人生の全てをレストランに捧げている。彼のリアリティー番組「2 Fat 2 Fly」は、上に紹介した動画中で、ディッカーソンさんは涙を流さずにタマネギを切る方法を実演している。
ディッカーソンさんによると、最も重要なことは、タマネギのある特定の部分を切らないことである。「タマネギを切る時は必ず、根には触れないようにするのが好ましいです」
タマネギの先端(ブルームと呼ばれる)は、無害であるのに対して、下部には硫黄が含まれる。「硫黄がタマネギから出て、目の中で酸素と反応して硫黄が生成され、そのため、涙が出ます」。ディッカーソンさんは話す。「ですから、できる限りその部分を切らないようにすることが望ましいのです」。
タマネギを半分に切り先端を切り落とした後、ディッカーソンさんはタマネギの「繊維の方向」に沿って真っ直ぐに包丁を入れる。スライスする幅によって、みじん切りの細かさが決まる -- 幅が狭ければ繊細な細かいみじん切りとなり、幅が広ければ、大き目のみじん切りになる。
全周に包丁を入れると、タマネギの根の部分にはまだ触れていないため、無害である。「これを束にして固定し、真っ直ぐに包丁を入れ、タマネギをみじん切りにしていきます。ご覧のとおり、真四角のきれいなみじん切りになります」。ディッカーソンさんはこう話す。
最終的に残るのは、根だけだ。「これをスープに入れてもいいし、ストックに加えてもいいし、好きなように使えばいいです -- 捨てても構わないです」とディッカーソンさん。
これはプロのタマネギ調理法であるだけでなく、痛みを防止する方法でもある。「私の目が濁らず澄んでいて、涙が出ていないことに注目して下さい」とディッカーソンさんは言う。「なぜか? その根を切らなかったからです。そして、皆さん、これがタマネギの扱い方なのです」
この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
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