アメリカのメリーランド州で、4歳の子供が車内の暑さに助けを求め、緊急電話をかけた。車内には他に6人も子供がいたという。
警察はすぐに現場に駆けつけ、子供たちを車内から解放した、とABC提携TV局WJLAが報じた。子供たちは「汗をかき、怯えていた」という。
警察当局は、現場にかけつけてから約10分後に車に戻ってきた37歳の女性を逮捕。女性は、車内にいた7人のうち2人の母親で、他の5人をベビーシッターしていたという。子供たちの年齢は2〜4歳であった。
4歳の子供は、車に置き忘れられた電話で緊急電話をかけたが、車の場所を伝えることはできなかったという。警察は電話を追跡し、モールの駐車場にたどり着いたとされる。
警察によると、女性は、車の窓を閉めた状態で子供たちを車内に最低20分は置き去りにしていたという。
事件のあった5月10日の周辺の気温は約27度だったというが、車内はそれ以上であった可能性が高い。
母親は、モールでトイレを利用するため少し車を離れただけと話したが、TV局ABC-7によると、警察が入手したモールの監視カメラには女性が靴を見ている様子が映されていたという。
女性は「自動車内での違法な監禁」で起訴されており、他の罪で追訴の可能性もある。
日本ではこのような場合、保護責任者遺棄罪に問われ、3ヶ月以上5年以下の懲役となっている。
ハフポストUS版の記事を翻訳、編集、加筆しました。