日本は食欲の秋真っ盛りですね。つっちーです。
タイも心なしか、涼しくなりました(と言っても30度くらいですが)。
前回記事では日本への一時帰国について書きました(リンク)。タイに戻って束の間、強烈なホームシックにかかったつっちー。
ホームシックを克服する方法、僕にとってそれは和食を作ることです。子どもの頃から母親によく作らされていたので、ババ臭いおばんざいならある程度作れるのですが、なにせバンコク、さすがにその辺に干し大根や、乾燥ひじき、芋茎の乾燥させたやつ......なんて物は売られていません。
でも、でも、どうしても、和食は僕のソウルフードなので、食べたいのであります。
そこで、でーん! 青パパイヤです。
タイでは「マラゴー」と呼ばれ、タイ国民のソウルフード「ソムタム」というパパイヤサラダになくてはならない材料として有名です。しかしソムタム以外にはあまり使いみちを聞きませんが、タイのみならず、僕の相方さんの故郷フィリピンでも、青パパイヤをスープの材料として入れたりと、東南アジアではポピュラーな食材です。
青パパイヤが熟してオレンジ色になると、皆さまもイメージ通りのパパイヤとなります。ちなみにパパイヤと言えば、中からごっそりと出てくるあのツブツブの黒い種。あいつはカラシ味として有名のようですね。
そんな青パパイヤを和食で使ったらどうなるのか、今回はそんなチャレンジをしてみました。
基本的には、大根の代わりとして使えます。
写真では青パパイヤが隠れてしまいましたが、タイの食用花と青パパイヤを具にしたおみそ汁です。
パパイヤはさっと下茹でをしておき、ふだん通りにおみそ汁を作った後、でき上がり前に下茹でをした青パパイヤと、食用花を投入。臭みのない青パパイヤと、ふんわりと香る食用花で、オシャレな香りのおみそ汁ができあがり。
風呂吹き大根ならぬ、風呂吹きパパイヤ(!)です。
大根の代わりと申しましたが、青パパイヤを昆布で茹でると、全く臭みのないおいしい風呂吹きパパイヤができてしまいます。味噌はタイで製造された麦味噌を乗せ、パクチーを三つ葉の代わりに。
風呂吹き大根も、パパイヤとパクチーを使えばものの見事に南国風 風呂吹きパパイヤに早変わり!(笑)
こちら、きんぴらごぼうならぬ、きんぴらパパイヤです。もはやなんでもアリですね。
太めにささがきにした青パパイヤと人参をしっかり水切りした後、さっと炒めてさっと味付けしてできあがり。ポイントは「ささっと」です。大根の代用ということで、長めに炒めてしまうとズルズルな食感になってしまうので、あくまでもパパッと、ささっとを心がけましょう!
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今回のお題である青パパイヤ。これはクセも臭みもないので、味付けもいかようにもできます。和食でもオールマイティに使えるのではないでしょうか。
タイにあるのは季節感があまりない野菜ばかりですが、ちょっとした工夫で和食にも、韓国料理にも、イタリア料理にだって応用がききます。
Ambassadorのプロフィール
つっちー
京都府出身。小さな頃からの"外部"との交流やLGBTとして過ごした経験から、心理学や国際政治、哲学に興味を持ち、在学中はイギリス、タイに留学。現在は、タイのコンサル会社にて日本人とタイ人をつなぐコーディネーターとして日々邁進中。将来は世界の人々に対して、有益な情報を啓蒙をするお仕事に携わること。