がんと闘う少女には、家がない。そこに届いた、見知らぬ人たちからの贈り物(画像・動画)

ニューヨークに住む9歳の少女、ケイシー・バードウェルさんは約8年前、白血病と診断された。
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PIX11

ニューヨークに暮らすある少女は、がんを患っていた。彼女の暮らしは、見知らぬ人たちの善意によって、ほんの少し改善された――。

ニューヨークに住む9歳の少女、ケイシー・バードウェルさんは約8年前、白血病と診断されたという。彼女への募金活動を行うホームページによると、不運なことに、母親のトレイシー・グラスゴーさんがケイシーさんを介護するために仕事を辞めたことで、家を失ってしまった。さらにケイシーさんは、移植された臓器細胞が体を攻撃する合併症のひとつ、“移植片対宿主病”にかかっているという。アメリカのニュースサイト「MyFoxNY」が伝えた。

その後、ケイシーさん一家の友人たちが、家族の生活費と治療費を支援する募金ページを立ち上げ、地元のテレビ局がケイシーさんを取り上げると、心を動かされた視聴者から寄付金がぞくぞくと寄せられるようになった。

ついに6月2日、9歳のケイシーさんと母親と妹は、集まった寄付金のおかげで、ロングアイランドにある新しい家に引っ越すことができたのだ。15か月分の家賃を前払いすることができたという。

ケイシーさん一家は、新しい家に引っ越すまで、つらい出来事に遭ってきたという。シングルマザーのグラスゴーさんが仕事を辞めたとき、住宅ローンの支払を滞納していたため、一家は家を手放さざるを得なかったのだ。その後、一家は親戚の家に身を寄せたが、この4月にホームレスのシェルターに行くことに決めた。

しかし、たどり着いたホームレスのシェルターは、期待していた環境とはほど遠いものだった。

グラスゴーさんは「玄関ドアを開けると、何匹ものゴキブリが部屋の中を走り回っていました」とMyFoxNYに語った。

PIX11によると、一家はその後、医療シェルターに移動することになったが、住環境はあまり改善されなかったという。定住できる家を失っった母親は、ケイシーさんの免疫システムに影響を与えるのを恐れ、治療を受ける間、友人の家に滞在させてもらうことを決めたという。

現在、グラスゴーさん一家は住む家はあるが、家具は備わっていないという。

ケイシーについてさらに知りたい人や寄付に興味を持った人は、こちらのサイトを見るといいだろう。

下の動画では、新しい家に引っ越す前のケイシーさんの様子を紹介している。

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

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