2015年春に予定されている北陸新幹線の長野―金沢間開業に向けて開発された新型車両「E7系」の試乗会が2月7日、開かれ、真新しい最新型車両が東京と長野の間を往復した。
E7系は1編成12両で、営業運転の最高速度は時速260km。東北新幹線で「はやぶさ」などに投入されているE5系に続き、グリーン車より上位となる最高級等席「グランクラス」を導入する。すべて11号車がグリーン車、12号車がグランクラスになっている。デザインは「〝和〟の未来」をコンセプトとしており、外観は空の青色、銅器をイメージ。グランクラスのデッキには春の桜や秋の満月など日本の四季をイメージした飾り柱を設けた。
電源コンセントを普通車も含めた全座席で利用できるほか、すべての洋式トイレに温水洗浄機つき便座を備えている。勾配の多い山岳区間や地震発生時の緊急停車に対応できるよう、登坂とブレーキの性能を高めた。
北陸新幹線は東京―上越妙高(新潟県上越市)間はJR東日本が、上越妙高―金沢間はJR西日本が運行を担当する。JR東日本は「E7系」を17編成投入する計画だ。また、同じ規格でJR西日本が製造する「W7系」も計10編成投入される。
E7系は金沢開業に先行して、3月15日のダイヤ改定から東京―長野間で営業運転を始める。
ハフィントンポスト日本版はTwitterでも情報発信しています。@HuffPostJapan をフォロー