ダウンタウンの松本人志が6月4日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」に出演し、前週の5月28日に放送された同番組でスタジオジブリ・宮崎駿監督の「架空」の引退宣言集を紹介したことをめぐり、次に同じ問題が起きた場合は番組を降板することを宣言した。
番組では冒頭、「宮崎駿『引退撤回』新作長編アニメ始動!」で宮崎氏の発言として紹介したフリップの内容が本人の発言でなかったことに対して、司会の秋元優里アナウンサーと東野幸治らが頭を下げて謝罪した。
続けて松本が「スタッフの責任に丸投げするのは、僕はやっぱり嫌なんですよ」と切り出し、次のように話した。
正直言うと「知らんがな」ですよ。だって、われわれは与えられた情報をしゃべるしかないので。事前にフリップを見た訳でもないですし、僕はそこまで詳しい訳ではないから。僕らはそれを信じてしゃべるしかないんですよ。これをもしやめるならば、東野のも俺も、何時間も前にスタジオに入って、ニュースを全部決めて、文言も全部確認して、僕らも裏取りもしないといけない。そんなことできる訳ないし、われわれの仕事ではないので。
なんですけど「われわれは知らんわ」というのは、なんとなく嫌いなので。今度もしこのようなことがあったら、僕はワイドナショーを降りようと思っているんですよ。
松本のこの発言に出演者らが驚き、東野が発言の真意を確認。松本は「別に責任を取るという意味じゃないですよ。そんなかっこいいもんじゃなくて、それくらい、失敗のないように緊張感を持って。ニュースを扱うということは、そういうことなんだってやらないといけないということなんで」と答えた。
5月28日の放送回では、宮崎監督「引退撤回」のニュースの中で、宮崎監督がこれまで7回に渡って「引退宣言」をしたとフリップを用いて紹介。しかし、翌29日にネタツイートからの引用だったことが発覚し、番組は公式サイト上で「真偽を確認しないまま放送に至り、宮崎駿氏並びに関係者の皆様、視聴者の皆様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪していた。
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