歴史的大雨、九州北部や中国地方で土砂災害の危険度が極めて高い状態に

すでに地盤の緩んでいた状況に激しい雨が降ったことで、土砂災害の危険度が非常に高くなっています。

夕方以降、九州北部から中国地方にかけて活発な雨雲が次々に流れ込んで、1時間に50mm~80mmの激しい雨を降らせています。すでに地盤の緩んでいた状況に激しい雨が降ったことで、土砂災害の危険度が非常に高くなっています。

土砂災害危険度マップ 6日21時時点

気象庁の土砂災害警戒判定メッシュは特別警報が出ている佐賀県から福岡県、広島県から岡山県の広い範囲で「極めて危険」となっており、土砂災害の危険度が非常に高い状況です。すでに一部では土砂災害が発生しており、さらに拡大する恐れがあります。

九州北部では明日7日(土)の朝にかけて、中国地方では7日(土)の日中にかけて強い雨が降りやすく、土砂災害の危険性が非常に高くなっています。

避難行動の手段として、ひとつは避難所へ移動する方法、もうひとつは自宅の2階などその場に留まる方法があります。

どちらを選択するかは今いる場所によって異なります。

今いる場所が周辺に崖などもなく周辺より高い場所であれば、大雨の中を移動することによる危険性を避けるためにもその場に留まったほうが安全です。

これとは逆にすぐそばに崖や川があったり、周辺より低い場所であれば、離れた避難所へ移動したほうが安全です。

ただ、夜間の屋外移動は危険な場合があるので次の3点に注意してください。

【1】単独行動はNG

 となり近所に声をかけ、単独行動は避ける

【2】水路や狭い道はNG

 水路の側や狭い道などは避けて移動する。道路冠水により水路と区別がつかなく落ちる可能性も

【3】車での移動はNG

 道路冠水により走行不能になる可能性もあります

関連記事