1992年に急死した歌手の尾崎豊(享年26)の長男で歌手、尾崎裕哉(ひろや=26)が7月16日、TBS系の音楽特番「音楽の日」に生出演し、父の名曲「I LOVE YOU」など2曲を熱唱した。テレビで歌唱するのはこの日が初めて。父を彷彿とさせる歌声に、Twitterでは「感激しすぎた」「鳥肌立った」などと書き込みが殺到した。
歌唱前に、司会のSMAP・中居正広から「尾崎豊の息子じゃないかって言われて、葛藤はありましたか」などと聞かれ、裕哉は「比べられる葛藤? 似ていることは嬉しいですし、プレッシャーもありますが、それより自分が何のために音楽をやるんだというところの葛藤の方が大きかったかもしれません」と語った。
「I LOVE YOU」はギターで弾き語り、それに続いて両親に向けたオリジナル曲「始まりの街」はスタンドマイクで、2曲を披露した。歌唱後、中居が「(尾崎豊が)よみがえりますね。すごいなぁって」と話すと、裕哉は「うれしいです」と笑みを浮かべた。
スポニチなどによると、裕哉は尾崎豊の死後、母とともにアメリカで幼少期を過ごした。慶応大学卒業後にFMラジオのDJや会社員などを経て、2015年10月、大阪市内のライブハウスで開催された音楽イベントに出演し、アーティスト活動を開始した。
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