“株主優待”桐谷さんが指摘! 増税直後の投資で“やってはいけない”3つのこと
1月からNISA(ニーサ)がスタートし、投資に興味を持つ人が増えるも、消費税8%が実施。先行き不透明の現状に、頭を悩ませる投資家も多いのでは? そこで、オリコン・CS(顧客満足度)ランキングでは、“株主優待生活”で話題の桐谷広人氏に、増税直後のいまこそ注意したい、「投資の際にやってはいけないこと」について話を伺った。投資初心者がついついやってしまいがちなNG行動とは?
NG行為(1)儲かる株、値上がりする株を探す
初心者が今後値上がりしそうな株を見つけることは簡単なことではない。桐谷氏は、新聞などで盛り上がりを見せている銘柄は、その時点ですでに「値上がりのピークを過ぎていることが多い」と指摘。値上がりを期待して買ったはずの銘柄が、購入時の株価より下がることも十分あり得るので、過度の期待や過信は禁物だ。
NG行為(2)一点集中買いをする
銘柄の一点買いはオススメしない主義」という桐谷氏。それゆえ、投資初心者が値上がりを狙って、いきなり1単元50万円、100万円もするような高額な銘柄を、一点だけ購入することは危険だと注意を促す。その企業が倒産してしまえば、手元に何も残らないという状況に陥ってしまう。
NG行為(3)高配当の裏付けを取らない
銘柄を選ぶときのポイントとして“配当”に注目するという方法がある。桐谷氏自身も銘柄選びの際に高配当銘柄をオススメしている。しかし「配当が高いからとすぐに飛びつくのは危険」とアドバイス。銘柄によっては、前回配当を出した後、急激に業績が悪化して“高配当のように見えているだけ”の銘柄もあるそう。しっかりと業績チェックをしないと、このような銘柄をつかんでしまうことになる。
この春は、少額投資制度のNISAスタートも手伝って、投資家デビューした人や、投資を始める準備をする人も多いはず。上記の「投資初心者がやってはいけない“3つのこと”」を踏まえ、ハイリスクハイリターンは取らず、まずは手堅く運用ができて、手ごろな価格帯で購入できる銘柄を複数選んでみてはいかがだろうか。
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