三木谷浩史楽天会長や、北村晴男弁護士ら著名人も参院選の応援演説

参院選が公示された。立候補者本人はもちろん各党の政治家幹部も各地で精力的に演説を行っているが、各界の著名人も候補者の応援に立っている。7日、渋谷ハチ公前で声を張り上げたのは、新経済連盟(新経連)の三木谷浩史代表理事(楽天会長県社長)だ…
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参院選が公示された。立候補者本人はもちろん各党の政治家幹部も各地で精力的に演説を行っているが、各界の著名人も候補者の応援に立っている。

7日、渋谷ハチ公前で声を張り上げたのは、新経済連盟(新経連)の三木谷浩史代表理事(楽天会長県社長)。法人減税や徹底した配送電分離など、新経連の考えと一致した東京選挙区に出馬する候補の応援だ。三木谷氏は下記のように演説した。

「ハチ公前の皆さん、楽天の三木谷でございます。お騒がせしております。

今日はですね、私の親友でもあり、今後の東京、そして日本にとって大切だと思っております候補の応援に参りました。三木谷は自民党じゃないのかと思っている方もいらっしゃるかと思いますけれども、党派を超えて、候補は東京、日本にとって必要だと思っています。

我々がプロ野球に参入した時も、大変力を発揮して頂きました。また、オリンピックを東京に持ってくる、これも、超党派で候補が力を発揮しております。スポーツ、文化、すべての面において党の枠を超えて日本のことを考えてやってきております。これからはより、規制改革で、若者は元気になってくる、ベンチャーが元気になる、そういうときに、我々の見方として、党を超えて力を発揮してくれると思っています。ぜひ、候補に一票、活躍してもらうということでよろしくお願いします。」

この日、三木谷氏らの演説の途中に雨がふりだした。そのときのことを、時事通信社は次のように伝えている。

演説を始めて間もなく土砂降りになると、「規制を緩和したくない人が雨を降らせているのかもしれない。薬のネット販売のような簡単なことも相当プレッシャーをかけないと実現しない」とボルテージを上げた。

(時事通信「「規制改革の味方」と応援=楽天・三木谷氏【13参院選】」 2013/07/07-19:37)

新経連は4日、イノベーション、アントレプレナーシップ、グローバルを推進するとする参院選の立候補者8人を推薦すると発表している。産経ニュースによると、「新経連がめざす小さい政府の実現、法人減税、徹底した配送電分離、医薬品のネット販売、体面・書面原則の撤廃など11項目に対する考え方を聞き、回答した約170人から新経連の考え方と合致する人と面談して絞り込んだ」という。党派を超えて候補者個人を支援するが、資金援助はせず、ツイッターなどでユーザーに投票を呼びかけるという。

一方、「行列のできる法律相談所」などでお馴染みの北村晴男弁護士は、比例区に出馬する候補の応援に立った。北村弁護士は、ブラック企業との批判を受ける候補者について、下記のように熱弁を振るった。

「さっきここを通った人がブラック企業の経営者だ、何だこのやろうといっていたので、僕は言うつもりはなかったけれども、最後に一つだけ言います。そういう名前で批判を受けてることは百も承知だ。私はいろんな企業、大企業から中小零細企業からたくさん今まで見てきた。いいですか。その中で、急成長している企業が、本当に申し訳ないけれども、細かいところまで目が行き届かなくて不幸な事故が起こることは確かにあります。そのときにやるべきは、その企業がその反省に立って、その反省をしたそのタイミングが5分後であるか1カ月後であるか6カ月後であるかは別として、必ず反省に立ってその企業が二度とその過ちを犯さないように、そういう不幸な事故が起きないように手当てをして、手当てしながらどんどんどんどん成長していくのがそれが優秀な企業だ。すべての企業はみんなそうだ。ひとつの事故をとらえて、これでこの企業もその創業者も経営者もすべて否定してしまうやり方は絶対に間違っている。」

著名人の力がどれだけ投票行動に選挙に影響をもたらすのか。今回の選挙ではインターネットも利用出来るだけに、著名人が応援に来るとあればみにいきたいという有権者も少なからずいるのではないだろうか。21日まで舌戦は続く。

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