2520億円の巨費で建造される新国立競技場に対して、スポーツ界からも批判の声が出てきた。1999年にワールドカップ日本代表に選ばれた元ラグビー選手の平尾剛さんが7月8日、「こんな不条理は断じて許せない」と、Twitterで怒りを露わにした。
平尾さんは、神戸製鋼コベルコスティーラーズで日本一を達成。1999年のワールドカップ日本代表にも選ばれた。現在は神戸親和女子大学の講師を務めている。新国立競技場は、2019年のラグビーワールドカップ、2020年の東京オリンピックに「絶対に間に合わせてほしい」と舛添要一・東京都知事も要望していた。
■新国立競技場、文化人からも異論相次ぐ
新国立競技場はもともと、約1300億円の整備費で建設されることになっていたが、コンペで選ばれたザハ・ハティド氏の案では3000億円以上かかることが明らかになり、2014年にJSCが大幅に規模を縮小し、1625億円規模の修正案を公開。資材高騰などが影響し、2520億円がかかることが判明したが、結局、このまま建設されることが決まっている。
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