[ワシントン 10日 ロイター] - 米民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(67)は12日、動画やソーシャルメディアで、大統領選出馬の意向を表明する見通しだ。同氏に近い党関係者が10日、ロイターに語った。
同関係者によると、ヒラリー氏は出馬表明後、注目区のアイオワ・ニューハンプシャー両州を訪れるという。
2008年の大統領選では、オバマ陣営がソーシャルメディアを活用して、有権者の関心を集めるなどして、ヒラリー氏は敗北を喫した。ソーシャルメディアの活用は、若年層の有権者への訴求力があるとも指摘される。
クリントン氏はまた、回想録「困難な選択」の改訂版を公表。「われわれが受け継ぎ、いつかは後世にゆだねる世界の管理者として、皆が共有する責任について、私自身が祖母になって深く考えるようになった」と指摘。「スローダウンしたいと考えるより、(こうした考えは)むしろ私を加速に導いている」と語った。