高校の吹奏楽部を舞台にしたテレビアニメ「響け!ユーフォニアム」に関して、「西洋人の目には児童ポルノに映る」として「女子高生が男性器の代わりに吹奏楽器と絡んでいる」と評したツイートが物議をかもしている。
11月30日にこの投稿をしたのは、「宮崎駿の仕事 1979‐2004」(鳥影社)などの著作があるアニメ評論家・翻訳家の久美薫さん。わずか3日間でリツイート回数が4000回を越えている。12月2日には「ギターは手で触れて終わりだけど、吹奏楽器だとお口で加えるでしょ」と書き、制作会社の京都アニメーションの意図を「露骨に狙ってますね」という見解を示した。
「響け! ユーフォニアム」は、武田綾乃によるジュブナイル小説「響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ」が原作のアニメ。作者の出身地である京都府宇治市を舞台に、吹奏楽へ青春を傾ける高校生たちの人間模様が描かれている。
2015年4月に京都アニメーションによってテレビアニメ化され、全13話がTOKYO MXなどで放送された。10月31日には、テレビアニメの続編と劇場版の制作が発表された。
■久美薫さんの発言への反応
Twitter上では、久美薫さんの発言に対して理解を示す声もあるものの、「話が飛躍してる以前の問題」「実際に吹奏楽の演奏者を非難することにつながる」「海外の人間でもそう捉える人はごく少数」などと否定的な声が大多数を占めている。
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