1月5日、京都競馬場で行われたレースに出走した「ヘイセイラスト」が、ゴールにたどり着くことができず、競走中止になった。
5日は2019年の中央競馬の開幕日。1レース目に出走したヘイセイラストは、スタートしたものの、直後から減速していた。異変を感じた松山弘平騎手が馬から降り、レースを中断。ゴールまでたどり着くことができなかった。
ヘイセイラストの馬名の由来は「平成が終わるので」。名前の縁起の良さを理由に馬券を購入した人もおり、出走馬の中で3番目に人気だった。
平成最後の年の開幕レースということもあり、競走中止という結果に、Twitter上では残念がる声が相次いだ。
競走中止の理由は「心房細動」
京都競馬場の広報担当者は、「競走中止の理由は心房細動を発症したため」と説明した。
同担当者は、「心房細動で引退する話はあまり聞かない」としたものの、「ヘイセイラストの症状の重さはまだわからず、経過を見る」と話し、今後のレースに影響が出るかは不明だ。
JRAはレース中の心房細動について、「ほとんどの例は、一時的なものであり、特に治療を行なわなくても治癒することが多い」と解説している。