太平洋側で記録的な雨の恐れ(木村健一)

動きの遅い前線や低気圧の影響で、1日にかけて四国~関東は太平洋側を中心に大雨の恐れがあります。土砂災害や低い土地の浸水、川の急な増水などに十分注意してください。
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動きの遅い前線や低気圧の影響で、5月1日にかけて四国~関東は太平洋側を中心に大雨の恐れがあります。

土砂災害や低い土地の浸水、川の急な増水などに十分注意してください。

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■ 動きが遅い前線や低気圧

前線や低気圧(予想天気図のピンク色で囲った部分)の動きを見ると、

29日に九州・四国付近、30日に紀伊半島沖、5月1日に関東付近と動きがゆっくりです。

動きが遅いということは、雨の降る時間が長くなります。

また、この前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が不安定に。

局地的に雷が鳴ったり、非常に激しい雨が降り、総雨量も多くなりそうです。

■ 29日に特に雨量が多い地域

大分や宮崎など九州の東側や高知、徳島、和歌山、三重でかなりの雨量となりそうです。

これは、低気圧に近かったり、

暖かく湿った南よりの風が山の斜面にぶつかって、地形効果で雨の量が多くなるためです。

特に徳島では雨量が多くなりそうです。

■ 30日に特に雨量が多い地域

三重や愛知、岐阜、静岡と山梨、長野南部、関東でかなりの雨量となりそうです。

関東でもまとまった雨となりますが、特に神奈川西部で雨量が多くなる見込みです。

例えば、小田原で4月に一日で最も雨が降ったのは昨年4月6日の108.5ミリ。

今回はこれを超える大雨の可能性もあります。

5月1日も関東は雨が残って、千葉の勝浦や鴨川など南房総は

30日~1日の計2日間の総雨量が、この時期ひと月分くらいの雨になるかもしれません。

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木村健一

気象予報士

生まれも育ちも千葉県。生粋の千葉っ子です。

性格はポジティブ&マイペース。

<好きなこと>

①スポーツ観戦:私自身、高校まで野球をやっていたので、

 特に高校野球。夏の甲子園、炎天下での観戦は最高です!

 球児の笑顔や涙... 青春ですねぇ。

 あと、サッカーや駅伝、マラソンなども見ます。

②お散歩:景色の移り変わりを楽しめるのがいいですね。

 また、色彩や音を感じながら歩くのは面白いです。

 桜の薄紅色、新緑の緑、紅葉の赤、

 鳥のさえずり、風で揺れる木の葉など。

③お酒の席:アルコールにめっぽう弱く、2杯目からウーロン茶に。

  でもお酒の席は好きなんです。

どうぞ、宜しくお願い致します。