スギ花粉がまもなくシーズン突入(井口靖子)

スギ花粉の飛び始める時期は、九州や東海は2月上旬、中国、四国、近畿や関東は2月中旬頃。ただ、急に気温が高くなると、早く飛び始めることも。また、一般的に花粉が飛びやすいのは「気温が高く、風が強く、湿度が低い」気象条件のとき。日々の気象情報を確認して、花粉対策に役立てましょう。
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スギ花粉の飛び始める時期は、九州や東海は2月上旬、中国、四国、近畿や関東は2月中旬頃。ただ、急に気温が高くなると、早く飛び始めることも。また、一般的に花粉が飛びやすいのは「気温が高く、風が強く、湿度が低い」気象条件のとき。日々の気象情報を確認して、花粉対策に役立てましょう。

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■ 花粉の飛散開始はまもなく

スギ花粉の飛び始める時期は、九州や東海は2月上旬、中国、四国、近畿や関東は2月中旬の見込みです。おおむね例年並みですが、北陸や東北の日本海側は例年より遅いでしょう。

ただ、急に気温の高くなる日があると、予測よりも早く飛び始めることがあります。また、一般的に花粉が飛びやすいのは「気温が高く、風が強く、湿度が低い」という気象条件のときです。日々の気象情報を確認して、花粉対策に役立ててください。

■ 花粉症の方は早めの対策を

今年は去年に比べると花粉の飛ぶ量は少ないところが多い見込みです。とはいえ、油断はできません。予防は花粉シーズンの1、2週間前からが勝負。アレルギー対策の方は早めに病院へ。

◆飛散開始前にできること

花粉症であることがわかっている場合は、花粉が飛び始める前から薬の服用を開始してシーズン中の症状を軽減したり、鼻の粘膜の一部をレーザーで焼き、花粉が付着しても症状がでないようすることができます。

また、症状を悪化させない生活の心得を身につけましょう。

①風邪を引かない→飛散開始前に風邪を引くと粘膜が弱くなり、症状がひどくなることがあります。

②お酒を飲みすぎない→鼻づまりを悪化させる可能性があります。

③タバコも控えめに→粘膜を傷つけます。

さらには規則正しい生活とバランスの良い食事を心がけて、花粉シーズンを乗り切りましょう。

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井口靖子

気象予報士

大自然の中ですくすくと育ち、ムダに大きくなりました。思春期の頃は都会暮らしに憧れていましたが、現在は田舎暮らし万歳。田舎育ちのわたしは「植物」で季節を感じます。