維新の党の最高顧問を務める橋本徹・大阪市長は8月27日、党関係者にメールで離党の意向を伝えた。
また、顧問の松井一郎・大阪府知事も同日、記者団に離党を表明した。NHKニュースなどが伝えた。
維新の党の顧問を務める大阪府の松井知事は記者団に対し、柿沢幹事長の処遇を巡る党の対応に関連して、「永田町の病におかされている党につきあっていられない。大阪での二重行政の解消に専念したいので、離党する」と述べ、維新の党から離党することを表明しました。
(維新の党顧問の松井大阪府知事 離党を表明 NHKニュースより 2015/08/27 11:02)
きっかけは、柿沢未途幹事長が山形市長選で、党の決定と関係なく特定の立候補予定者を支援したこと。これに松井氏ら「大阪組」が反発し、幹事長辞任を求めていたが、柿沢氏は「こんなことで幹事長を辞めるわけにはいかない」と拒否し、松野頼久代表ら党執行部と大阪組の内紛が泥沼化していた。
朝日新聞デジタルによると、松井氏は「大阪組」に残留を求める方針を示し、党分裂の意図を否定した。しかし大阪組は執行部への反発を強めている。26日に国会内で開かれた維新の両院議員懇談会では、大阪組の議員が柿沢氏を激しく非難し、辞任を求める声が相次いだ。産経ニュースは「鉄の結束をみせる」として、集団離党をちらつかせる幹部の声を伝えている。
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