アメリカの名門・ハーバード大学が、Facebookで不適切なやりとりがあったとして、今秋入学予定だった少なくとも10人の入学許可を取り消した。同大の学生新聞「ハーバード・クリムゾン」が6月5日に報じた。
同紙によると、同大への入学予定者らがFacebook上でメンバー限定のグループを結成、約100人が参加していた。人種差別的な発言や性的な画像のやりとりのほか、第2次大戦中のナチス・ドイツによるホロコースト(ユダヤ人大虐殺)や児童虐待に関する画像や発言があったという。
大学は4月中旬に入学許可の取り消しを通知した。大学側は取材に対して「個別の入学許可についてコメントしない」としつつ、「実直性や人的未熟さ、道徳性に疑問がある場合は入学を取り消す権利がある」と説明した。
同大学生課は入学予定者に向けて「内定者の一部が不快なメッセージをやりとりしていたと知り、失望している」とのメールを送った。
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