作家の村上春樹さんが、一般人からの質問メールに答える企画で、働く女性のあり方に言及した。
質問は統合失調症の女性からのもので、安倍政権の「女性が輝く日本へ」という政策について触れ、「病気のため思うように仕事ができず、諸事情により子どもも産めず、なかなか輝けません」と綴っている。
それに対し、村上さんは以下のように答えている。
僕のまわりの「輝いている」女性たちはみんな、安倍さんに向かって「おまえなんかに、いちいち輝けと言われたくないよ」と言ってます。たしかに余計なお世話ですよね。とくに輝かなくてもいいから、女性が普通に、公平に働ける社会があればいいんです。僕はそう思います。僕のオフィスは昔からずっと全員女性です。男って、正直いって、うちみたいな仕事ではあまり役に立たないことが多いですね。男にできるたいていのことは、女性にもできちゃいますし。
(女性は輝かないといけないの? - 村上さんのところ/村上春樹 期間限定公式サイト 2015/01/27)
新潮社が運営するサイト「村上さんのところ」では、1月31日まで質問を受け付けている。
この他にも読者の質問に対し、ネットについて「僕は自分のブログも持っていないし、他の人のブログを読むこともありません。フェイスブックもツイッターも興味がありません」と回答したり、ノーベル賞候補になることについて、「正直なところ、わりに迷惑です」と答えている。
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