イギリスの人気歌手、ハリー・スタイルズさんが、自身のコンサート中に、ファンの男性のカミングアウトをユーモアに富んだ演出でお手伝いした。
6月19日にロンドンのウェンブリー・スタジアムで行われたコンサート中、観客の中に「カミングアウトするのを手伝って」と書かれたプラカードを持ったファンの男性を発見したスタイルズさん。
LGBTQの権利支援に積極的な彼は、喜んでそのリクエストに応じた。
ソーシャルメディアに投稿されたコンサート映像には、スタイルズさんがステージ前方からレインボーフラッグを拾い上げ、男性の願いに応えようとする姿が映し出されている。
「このフラッグが頭の上を通ったら、君は正式にゲイだ」
ステージ上のバンドがドラムロールで盛り上げると、スタイルズさんは何度かフラッグを上げ下げしながら遊び、観客の喝采を浴びながら、最終的にフラッグを頭上に掲げ、
「おめでとう!君は自由だ」
と叫んだ。
スタイルズさんは5月に3rdアルバム『ハリーズ・ハウス』をリリースし、現在ヨーロッパをツアー中だ。
6月15日に故郷マンチェスターで公演を行った際には、小学校時代の恩師を見つけ、嬉しそうに話しかける一場面もあった。
この秋には『Don’t Worry Darling』と『My Policeman』という2作の映画が公開予定のスタイルズさん。『My Policeman』では、恋の三角関係に陥るクローゼットの(カミングアウトしていない)ゲイの警官役を演じている。
ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。