羽生結弦、322.40点の世界最高得点で優勝「絶対王者だと言い聞かせながらやっていた」【NHK杯】

前人未到の300点超え。
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Yuzuru Hanyu of Japan reacts after his performance during the men's singles free skating at the ISU Grand Prix figure skating NHK Trophy in Nagano on November 28, 2015. AFP PHOTO / TOSHIFUMI KITAMURA / AFP / TOSHIFUMI KITAMURA (Photo credit should read TOSHIFUMI KITAMURA/AFP/Getty Images)
TOSHIFUMI KITAMURA via Getty Images

フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ最終戦、NHK杯の第2日目は11月28日、長野市で男子フリープログラムが行われ、ショートプログラム(SP)で世界最高得点を出し首位に立った羽生結弦が216.07点をマーク。合計322.40点となり優勝した。フリーでの200点超え、そして総合得点の300点超えは世界初。

羽生は冒頭の4回転ジャンプ2つを軽々と飛び、後半の4回転-3回転、3回転-1回転-3回転などの連続ジャンプも見事に成功。この日は全てのジャンプを成功させる離れ業を見せ、中継を担当していたNHKのアナウンサーも思わず「次元が違います」とコメントするほどだった。

演技のあと、羽生は「応援という大きな力をもらいました。皆さんのおかげです」とコメント。点数については、「まだ信じられていないです。スコアは本当にびっくりしましたが、ここまで、カナダからNHK杯まで、本当に血の滲むような、本当に辛い練習をしてきたので、練習をさせてくださった周りの方々、サポーターの皆さま、カナダのクリケットのリンク、生まれ育った仙台のリンク、全てに感謝したい」と話した。

そして、「緊張したんですが、長野のオリンピックがあったリンクで滑ることで、自分自身にプレッシャーをかけて、絶対王者だぞと言い聞かせてやっていた。とにかく、ここまで、すごいハードな練習をしてきましたけれども、ケガをしないでこれた自分の体、ケアしてくれた先生たちに感謝しつつ、これ以上の演技ができるよう、練習を積んでいきたい」などと語った。

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