リオデジャネイロ・オリンピック第4日の8月9日(現地時間)、カヌー・スラローム男子カナディアンシングル決勝で、羽根田卓也(29)が銅メダルを獲得した。日本勢がカヌー競技でメダルに輝いたのは男女を通じて初めて。
予選を5位、準決勝を6位で通過した羽根田は決勝5番目のスタート。24カ所のゲートに一度も接触せずに97.44点を挙げて暫定2位となり、後続選手のミスもあって3位以内を守りきった。
決勝を終えて涙する羽根田
時事ドットコムによると、羽根田は以下のようにコメントした。
この競技で日本人がメダルを取るなんて、5年前までは誰も信じていなかったと思う。アジア人で初のメダルは誇りに思う
羽根田は愛知県出身。所属するミキハウスによると、高校卒業後、単身スロバキアに渡って競技を続け、初出場の2008年北京で14位、2012年のロンドンでは7位に入賞した。3度目のオリンピックで悲願のメダルに輝いた。
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