「花子とアン」初回視聴率21.8%、吉高由里子が演じる翻訳家・村岡花子ってどんな人?

3月31日に始まった吉高由里子主演のNHK連続テレビ小説「花子とアン」。初回視聴率は、関東地区で21.8%を記録し、「ごちそうさん」には及ばなかったが上々のスタートなった。
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時事通信社

3月31日に始まった吉高由里子主演のNHK連続テレビ小説「花子とアン」。初回視聴率は、関東地区で21.8%を記録し、「ごちそうさん」には及ばなかったが上々のスタートなった。関西地区では18.1%だった。朝日新聞デジタルなどが報じた。

3月31日に始まったNHK朝の連続テレビ小説「花子とアン」の初回視聴率は、関東地区で21・8%だった。ビデオリサーチが1日発表した。前作「ごちそうさん」の初回視聴率22・0%は下回ったが、前々作「あまちゃん」の20・1%は上回り、好調な滑り出しとなった。

(朝日新聞デジタル「「花子とアン」初回視聴率21.8%」より 2014/04/01 10:55)

NHKの公式サイトによれば、「花子とアン」では、翻訳家・村岡花子の半生が描かれる。原案は、村岡花子の孫で作家の村岡恵理さんの『アンのゆりかご 村岡花子の生涯』(新潮文庫)だ。

村岡花子は、山梨県甲府の貧しい農家に生まれた後、東京の女学校で英語を学び、故郷での教師生活などを経て、英米児童文学の翻訳の道に進む。関東大震災や戦争を乗り越え、戦後は、カナダ人の小説家・モンゴメリの「赤毛のアン」を日本に紹介し、一連のシリーズの翻訳した。NHKの子供ニュース番組に出演し「ラジオのおばさん」としても親しまれた

脚本は、ドラマ『やとなでしこ』『ハケンの品格』などを手がけた中園ミホさんが手がける。

脚本は、『やまとなでしこ』『ハケンの品格』『ドクターX~外科医・大門未知子』など、現代女性の本音をリアルに描いてきた中園ミホ氏が担当。

(オリコン「『ごちそうさん』の次は吉高由里子主演『花子とアン』 」より 2014/03/30 08:00)

中園さんは、村岡花子の魅力について「逆境から自分の足で立ち上がり、ひたむきに幸福を追いかける一人の女性」などと、NHK「花子とアン」公式ページで以下のようにコメントしている。

お孫さんの村岡恵理さんが書かれた「アンのゆりかご」を読むまで、私は村岡花子という女性を誤解していました。明治の時代にハイカラなミッションスクールで英語を学び、戦後、「赤毛のアン」を日本に紹介した翻訳家ですから、裕福な家庭に育ったインテリのお嬢様だとばかり思っていましたが、全くそうではなかったのです。

「華族のお嬢様なんかに負けるな。しっかり精進して見返してやるんだ」と父親に鼓舞され、ハングリーな給費生として女学校の寄宿舎に入った花子は、ものすごい勉強量と努力で、そこから自分の人生を切り開きました。そして、将来の夫となる男性との激しいラブレターのやり取り・・・・・・。それを読んだ時、私は心に決めました。朝ドラを書くなら、ぜひ花子をモデルにしようと。逆境から自分の足で立ち上がり、ひたむきに幸福を追いかける一人の女性の息吹が伝わってきたからです。

(「原案と脚本|NHK連続テレビ小説「花子とアン」」より)

第1週では、幼少期の花子(山田望叶・もちか)が、10歳で東京のミッション系の女学校に編入するまでが描かれた。