「軍艦島」の愛称で知られる長崎県の端島(はしま)が、台風8号の高波の影響で施設が損傷。7月11日以降、上陸禁止の措置が取られている。
大型の台風8号は7月10日に九州上陸。このときの高波で、桟橋と軍艦島を結ぶ連絡橋の手すりが傾いたほか、島内の見学通路の転落防止柵が倒れていたという。
このため長崎市では7月11日、安全が確認できるまでの間、見学者の乗客を上陸する措置を取った。施設の復旧のメドは立っていないが、同市の観光政策課の担当者は「7月中には上陸解禁に向けたスケジュールを確定したい。それまでは島の周囲を回る船の周遊ツアーを利用して欲しい」と話している。
コトバンクによると、軍艦島は長崎港の南西約19キロにある無人島。明治時代から海底炭鉱の拠点として栄えて、鉄筋コンクリートの建物が密集する様が、海から見て軍艦に似ていることから「軍艦島」の名前で有名となった。1974年の炭鉱閉山で廃墟となったが、現在は島の一部のみ上陸が認められている。
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