本日は区内の消防団・区職員による合同水防訓練。
水災に備えて「土嚢」を短時間で積み上げていく技術など、
本番さながらの熟練した技術を垣間見ることができました。
消防団、そして地域の担当者の皆さまの日ごろの努力には
本当に頭が下がるばかりな訓練模様ですが、印象的だったシーンをご紹介。
消防団の催しはどれも素晴らしいものの、
とにかく終わった後の「儀式」が長すぎることは以前から指摘をしております。
炎天下に倒れた消防団員...。儀礼の長さは、本当にどうにかならないのか?
今日の訓練もトータルでだいたい110分強だったのですが、
70分程度で実際の訓練や説明は終わり、残り40分弱は挨拶や来賓紹介...。
区長・議長・都議会議員・国会議員がスピーチし、全員の名前が紹介された後、
消防関係の団体代表者も来賓あいさつを述べる順番になりまして、それが掲題の一言。
「私の言いたいことは区長と同じなので、挨拶は省略します!お疲れ様でした!」
この一言で、来賓席はこの日初めての拍手喝采。
なんだ、みんな心のうちで同じこと感じてたんじゃん!!
って思った瞬間でした。
もう主催者側は過去の経緯や慣習で
「議員や来賓は一人ひとり名前を紹介しないと失礼!」
「それぞれの議員の代表や、関係団体の代表にも花を持たせないと...」
と色々と考えて下さっているのだと思いますが、
案外どちらもやめたくてもやめられないだけになっているのかもしれませんね。
(議員は名前が呼ばれなくなった瞬間、誰も来なくなりそうだけど。)
■
ちなみに私、ブログでコソコソ言っているだけではなく、
きちんと都議会で本件を取り上げて質問をしておりまして、
意外なことに(?!)非常に前向きな答弁をもらっております。
東京消防庁としても式典の長時間化には危機感を抱いている様子で、
一朝一夕には変わらないのかもしれませんが、少しずつでも改善して
双方に気持ちが良く、合理的な運営がなされることを引き続き期待したいと思います。
最後に過去記事と質問内容をご紹介させていただきまして、
明日は視察のため早いので、簡潔ながら本日はこんなところで。
次回は視察先の石川県で更新予定!
それでは、また明日。
過去記事:
ワールドカップの裏番組では、消防団の熱戦が。式典は短くなるのか?!
以下、平成26年第3回定例会議事録より:
【質問】
(前略)消防団活動の中で指摘されるのが、各種大会などにおける式典の長時間化です。
例えば消防操法大会などですと、3時間半あまりの大会の中で、
最後の表彰式・来賓のあいさつが1時間近くになることもあります。
この間、季節によって消防団員は極寒や炎天下の中、
制服を着用して整列待機をしなければなりません。
実際、6月に行われた消防操法大会では最高気温が33度にもなる中、
表彰式の最中に体調を崩される団員の姿もありました。
こうした時代にそぐわない長時間で形式的な式典は、
消防団員の負担であるとともに若年層の消防団離れの一因とも考えられます。
来賓の祝辞を割愛や、長時間にわたる場合は衣服の着脱を認めるなど、
消防団活動の式典における合理化を進めるべきと考えますが、見解をお伺いいたします。
【答弁】
特別区消防団の式典は、地域の事情や式典の意義等を踏まえつつ、
進行要領等が決定されています。
式典の実施に際しては、努めて時間の短縮化を図るなど、
消防団員の負担軽減に配意した式典となるよう提案していきます。
(2015年5月20日「おときた駿ブログ」より転載)