「フェニックス社会」を「FOR YOU政治」でめざす「チーム」をつくろう!

マニフェストという政策集は重要なのですが、概略だけ書いても、それは結構な文字数の冊子になってしまいます。

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7月27日、蓮舫代表が辞任を発表しました。

党内の混乱を収拾するためのやむを得ない決断だったと思いますが、先の都議選で何度も板橋区に入っていただき、民進党公認の宮瀬英治都議の応援をしていただいたことに深く感謝しております。

次の代表候補として、現在のところ、前原誠司さんと枝野幸男さんが意欲を示しているとのことですが、いずれにせよ、私も地域に生きる板橋区議会議員として、民進党に求められるべきものは何か、もっと「あるべき姿」を発信していかなければ伝わらないと思い、長らく温めていたコンセプトをリリースしていきたいと思います。

誰でも、いつでも、どこからでも、不死鳥のように蘇る「フェニックス社会」。

民進党は常に国民の生活を支える政策を検討し、国政選挙のたびにマニフェストとしてまとめています。

ただ、それが「伝わっていない」のです。

マニフェストという政策集は重要なのですが、概略だけ書いても、それは結構な文字数の冊子になってしまいます。

民進党がめざす社会像を、「一言で言い切る」コンセプトが必要です。

私は、それを「フェニックス社会」と名付けました。

どういう家庭に生まれたか。

どういう人生を歩んできたか。

それらにかかわらず、誰でも、いつでも、どこからでも、決断すれば人生を立て直し、不死鳥フェニックスのように蘇る社会。

ひいては、日本全体をフェニックスのように蘇らせたい。

民進党が掲げるコンセプトとしては適切なんではないかと思いますが、いかがでしょうか^^

今後、提案していきたいと思います。

「あなたの、あなたによる、あなたのための政治」、FOR YOU政治。

フェニックス社会を実現するための政治とはどのようなものか。

それが「FOR YOU政治」だと考えています。

かつてリンカーンは、ゲティスバーグ演説で「Government of the people, by the people, for the people (人民の、人民による、人民のための政治)」と訴え、共感を呼びました。

しかし、この訴えは、現代社会では響きません。

なぜなら、その「the people」の中に「自分」は含まれているのか?...ということが、心もとないからです。

分断化する社会の中で、「people」というザックリした括りが、説得力を持たなくなっています。

だから、こう言わなければなりません。

我々は「あなた」を見て政治をやる、と。

「Government of YOU, by YOU, for YOU (あなたの、あなたによる、あなたのための政治)」をやる!

と、言わなければならないのです。

リンカーンの時代では、このコンセプトは不可能でしょう。

しかし、現代ならば、テクノロジーとマーケティングによって、これが可能になります。

あなたのための政策はこれ!と提示する「スーパーミニマム・マニフェスト」

従来でも、マニフェストは分厚すぎて読まれませんでした。

だったら、もっと分厚くしてしまいましょう。

自治体単位のみならず、町、丁目、ブロック単位の話だってマニフェストにしてしまいましょう。

なんだったら、たった一人から聞いた話をマニフェストにしたっていいのです。

当然、マニフェストはとても紙に印刷できないような膨大な量になります。

全部読む必要はないのです。

今、目の前にいる有権者に「あなたのための政策は、これです!」と言うことができればいいのです。

これが、「スーパーミニマム・マニフェスト」です。

さらに、それぞれの政策に必要な予算見積をデータ化し、それをAIに食わせれば、スーパーミニマム・マニフェストに基づく国家予算案だって作れます。

AIに予算案のたたき台を作らせて、人間が現実的な調整を行えば、これまでと全く異なるレベルで予算案が作れます。

かゆいところに手が届く予算案は、国民に政治が変わったことを実感していただけるでしょう。

これらを実現する「チーム」、そしてその「マネジメント」が決定的に重要!

こうした政治を実現するために、政権を取らなければなりません。

そのために、どうやって国民の支持を集めていくか、もう一度考え直さなければなりません。

これまでの民進党のやり方は、

「テレビや国会でカッコよくビシッと質問をキメれば、それで支持が集まる」

という発想に基づいてなかったでしょうか?

そんなことはないんです。

風は、二度は吹かないのです。

だから、国民一人一人からの信頼を、ひとつずつ丁寧に積み上げていかなければなりません。

一人一人の国民と顔を合わせ、大きな桶に雫を一滴一滴溜めていくように、信頼を蓄えていかなければなりません。

そのためには、「チーム・マネジメント」を真剣に磨かなくてはいけません。

どれほどの強打者でも、一人でバッターボックスに立って一人でバットを振るだけでは、一番よくてソロホームランにしかならないのです。

これでは、チーム力を磨き上げたチームには勝てません。

民進党の強みは、なんだかんだ言っても全国政党であり、まだまだ人数がいるということです。

全員の力を最大化するチーム・マネジメントがあれば、伸びしろはまだまだ大きいと私は考えています。

具体的なチーム・マネジメントの方法論については、まずは党内で提案したいと思います^^

いずれにせよ、再び国民に信頼される政党となるために、新代表にはぜひ上記の提案を検討していただきたいです。

今後、機会ごとにこうしたお話をしていきたいと思います。