ラグビー日本代表の五郎丸歩(29)が、世界最高峰リーグ・スーパーラグビーのオーストラリアチーム、「レッズ」でプレーすることで合意した。日本のトップリーグと試合の日程が重ならないため、ヤマハ発動機に所属したままプレーする。10月3日、スポニチなどが報じた。
スーパーラグビーは南アフリカ、ニュージーランド、オーストラリアの3カ国のラグビー連合協会(SANZAR:サンザー)によって運営される国際リーグ戦。これまで各国5チームずつが参加してきたが、2016年からは南アフリカの追加1チームと、アルゼンチン・日本の各1チームを加えた18チームで争うことになる。
日本のトップリーグのシーズン終了後の2月末に開幕し、7月閉幕。10月23日、五郎丸はレッズから獲得の興味を示されていると報じられ、チーム内で協議中だった。日本からスーパーラグビーに参加する「サンウルブズ」は、日本代表メンバーが中心の構成となる予定で、五郎丸へのオファーも確実視されていた。
五郎丸のポジションはフルバック(FB)と呼ばれる。守備では最後のとりでになる一方、攻撃にも参加する。元U-23日本代表監督の砂村光信氏は、五郎丸について「攻撃的な他国のFBに比べるとスピードは物足りないものの、ランは力強く、前へ出てボールを生かすプレーをする。何よりも正確なプレースキックがあり、今大会のFBで最も得点力があった」と評価している。
レッズとサンウルブズの試合は2016年5月21日。オーストラリアのサンコープ・スタジアムで行われる予定だ。
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