あなたはもしかすると、二重の虹を見たことがあるかもしれない。けれども、普通の半円ではない、「全円の虹」はどうだろう?
上の「全円の虹」は、2013年に、オーストラリアのパース近くにある海岸上空で、ヘリコプターから撮影されたものだ。
NASAは「Astronomy Picture of the Day」というサイトで、毎日1枚ずつ、宇宙や気象の画像を紹介しており、この写真は同サイトで9月30日付けで公開されたものだ(撮影は、オーストラリアの写真家コリン・レオンハート氏)。
NASAの解説によると、「地上からはふつう、虹の上半分しか見えません。けれども上空からは、360度丸い虹をしばしば見ることができます」とのことだ(正確には、これは通常の虹とは原理が異なる、ブロッケン現象によるものだという)。
ヘリコプターは、沈み行く太陽と、土砂降りの雨の間を飛行していた。この虹色の輪は、およそ5キロメートルの飛行中ずっと、ヘリコプターから観察できたという。
画像では、はっきりした輪の外側に、光の薄い二番目の輪があるのも見ることができる。二番目の輪のほうは、色の並び方が反対であることにも注目してほしい。
[Dominique Mosbergen(English) 日本語版:ガリレオ]
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