Googleマップに不具合があるとの報告が3月21日ごろから、ソーシャルメディアなどで相次いでいる。あるはずの道やバス停がなくなっているなどの内容だ。Googleは最近、マップの刷新を発表しており、不具合と関係している可能性がある。
ソーシャルメディアで指摘されている不具合は、「災害などで長期不通となっている路線が削除されている」「バス停が消えた」「林道や細い道が表示されない」など。
Googleは6日、サイト上で、数週間以内に新しいGoogleマップの提供を開始すると発表していた。発表によると、新しい地図では、徒歩ナビゲージョンや乗り換え案内がより分かりやすく便利になり、オフラインマップなどの機能が加わるとのことだった。
不具合の原因にこの変更が関わっているのではと指摘する声もある。
不具合の原因について、ユーザーたちがさらに指摘するのが、地図メーカー大手ゼンリンとの関係だ。
Googleはマップサービスを始めた2005年から、ゼンリンから地図データの提供を受けていた。
ところが22日現在、これまで地図データの著作権者として表示されていた「ZENRIN」(ゼンリン)の文字が消え、代わりに「Google」となっている。
ハフポスト日本版は、ゼンリンとGoogleの契約状況について、ゼンリンにコメントを求めたが「弊社からはコメントできない」との回答を得た。現在、Googleからの返答を待っている。