アメリカ・フロリダ州のボイントンビーチ警察は5月11日、運転手が発作に襲われた車を、周囲にいた人々が協力して停車させる映像を公開した。
最初に異常事態に気づいたのは、近くの車に乗っていた同僚だったという。
この同僚は、ハンドルにもたれかかっている運転手を見て即座に降車し、走り出す車を止めようとした。
車はゆっくりと、交差点を斜めに横断しようと進んでいく。同僚が押し止めようとするが、一人の力ではどうにもならない。手を振りながら周りに助けを求めると、他の車から続々と人が降りてきてこの同僚に協力した。
交差点を渡り切ったところで、何とか車を止めることに成功。周囲の人がどこからともなくダンベルを持ってくると、窓を割り、車内の様子を確認し、近くの駐車場に移動させた。
駐車場には看護師がいて、救急隊が到着するまで発作を起こした運転手の治療をしたという。
警察は動画公開の理由を「助けてくれた人たちに感謝を伝えるために、彼らの身元を知りたい」と説明。公開数時間後のアップデートで「協力者の数人が見つかった」と報告している。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。