伝統の春の距離王決定戦、第151回天皇賞・春(GI)は5月3日、京都競馬場で行われ、2番人気のゴールドシップ(横山典弘騎乗)が優勝した。ゴールドシップのGI優勝は6度目。1着賞金は1億5000万円だった。
この日、芝3200メートル(約1周半)の長丁場レースには17頭が出走した。レース前にはゴールドシップがゲート入りをしばらく嫌がり、他の馬を待たせる始末。最後には目隠しをしてゲート入りとなった。
序盤は最後方からのレースとなったゴールドシップだったが、2周目の向こう正面に入ると一気に追い上げ。最後の直線で、先行するカロンミロティックを追い越し、猛追してきたフェイムゲームを振りきった。
この走り振りを、サンスポは「千両役者の独壇場」と表現。「レース前からレース中盤、ゴール前までファンの視線を独り占め。父ステイゴールド譲りともいえる稀代の個性派が、またひとつ伝説を残した」と伝えた。
騎乗した横山騎手は「最高ですね」とコメント。「スタートは遅かった。(中盤までは)馬の機嫌を損ねないようにボチボチついていった。元気が良かった。状況は悪くなかった。長丁場を真面目に走ってくれた」と話した。NHKニュースによると、「馬との戦いだった。よくふんばってくれたが、これからはもう少し落ち着いてほしい」とも述べたという。仕掛けはいつもより早かったという。
ゴールドシップの走りには大勢の競馬関係者、ファンが感動したようだ。Twitterでのコメントを紹介しよう
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