アメリカ・ハワイ諸島の北西端にあるネッカー島沖合の深海で、色素のない白いタコが発見された。アメリカ海洋大気局(NOAA)が3月5日、明らかにした。新種とみられるという。時事ドットコムなどが伝えた。
ソーシャルメディアでは、米テレビアニメのキャラクター「おばけのキャスパー」に似ていると話題になっている。
タコは水深約4000メートルの深海で、遠隔操作の探査機が見つけた。NOAAの学者は「記録のあるどんな動物とも外観が異なる。特に色素細胞を持たない点が、通常の(イカやタコなどの)頭足類と違う」と説明。2列であることが多い吸盤も1列しかなく、「ほぼ間違いなく新種だろう」と話している。
(時事通信ニュース:色素ない「お化け」タコ発見=ハワイ沖の深海、新種かより 2016/03/06 17:26)
ヒレのない八腕類としては、最も深い場所に生息していることも判明。ヒレのある八腕類は5000メートル以上の深海でも見つかっているが、ヒレのない八腕類はこれまで4000メートル未満の海底でしか発見されていなかった。
ネッカー島沖の深海で見つかった、色素のない「お化け」タコ=アメリカ海洋大気局提供
DVD「キャスパー」より
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