中国湖南省の張家界にある峡谷に8月20日にオープンした「世界最長」とされるガラスのつり橋が9月2日、10日余りで営業停止した。再開時期は不明。共同通信などが9月4日までに報じた。
峡谷の宣伝担当当局はCNNの取材に「訪問客が多過ぎるのが閉鎖の理由」と述べた。1日当たりの訪問客は8000人に限定していたが、実際の需要はこの10倍程度に膨れあがっていたという。橋の強度は「問題ない」としている。
張家界は珍しい形の峰が林立する有数の景勝地。アメリカの映画「アバター」の舞台になったと言われている。ガラスのつり橋の全長430メートル、地上からの高さは約300メートルだ。
BBCによると観光当局の発表に対して、「ツアーを予約したにも関わらず橋を閉鎖だって。私をからかっているのか?」と、観光客から怒りの声が微博(中国版Twitter)で上がっているという。
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