「残業代ゼロ法案」を解説した『ブラック法案によろしく』が話題【画像】

「ホワイトカラーエグゼンプション」(残業代ゼロ法案)について、労働問題に取り組む弁護士グループが問題点を漫画で解説した『ブラック法案によろしく』をネット上に公開した。
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ブラックジャックによろしく 佐藤秀峰 漫画 on web / ブラック企業被害対策弁護団

安倍政権が2015年の通常国会で労働基準法を改正して導入を目指す、労働時間ではなく成果で賃金を決める労働制度「ホワイトカラー・エグゼンプション」(残業代ゼロ法案)について、労働問題に取り組む弁護士グループが2月11日、問題点を漫画で解説した資料をネット上に公開した。

佐藤秀峰氏の漫画『ブラックジャックによろしく』を二次利用した『ブラック法案によろしく』。佐藤氏の許諾を得た上で、同作の画像を使って法案の問題点を指摘している。

公開した「ブラック企業被害対策弁護団」は、漫画で「ブラック企業は元々残業代を支払いません。残業代が無くなれば、今の違法状態が適法になるだけ」などと説明した。

また、改正法案の対象者が年収1075万以上の人に限定されるとの説明を「絶対に後で広げられます」と批判しているほか、省令改正で対象者が拡大される可能性も指摘し「国会を通さないで対象を拡大」と表現している。

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